“映像”と“ウェブ”この2つを使って、事業家のお困りごとを解決して来ました
この十数年でわかったこと
知識だけで実践の経験が乏しかった最初の頃はボランティアとして無償で様々な方々のウェブサイトや映像を制作させていただくことで経験を積み、そこから多くのことを学ばせていただきました。
特に、事業活動での映像活用には多くの方が手探り状態で進めているということを知りました。
ではなぜ?多くの方が映像制作を手探り状態で進めているのかというと…
娯楽と記録と学び
映像というものは大きく分けると、映画やバラエティー番組などの娯楽と卒業式や結婚式、旅行などの記録、そしてセミナーなど、学びがあります。
それらの中でわたし達が手がけた映像は圧倒的に学びが多く、これは後で気づいたのですが、事業活動で有効活用出来る映像は圧倒的に学びや記録などの映像で、娯楽の映像は向いていないということです。
例えば、わたし達が手がけたコンテンツで、ビジネスの成功法則や婚活のやり方、英会話にスピリチュアル、ボディメンテナンスに美顔・美容、車のコーティング剤の使い方まで、すべてに共通しているのは学びのコンテンツであるということ。
それらはどれも素晴らしいコンテンツでしたが、皆さん苦労して映像化されていました。
その理由は、一つ一つの事業活動を映像化するためには、撮影前の大仕事が事業者に課せられているからです。
どういうことかというと…
映像制作の苦労
映像制作となると撮影収録をした素材を編集してウェブ上に公開する…といった工程が浮かび、それだけだと簡単そうに聞こえますが、映像制作の苦労のほとんど制作工程には無く、その前段階にあります。それは…
どんな映像をつくるのか?
ということです。
では、映像制作の前段階には何をするのかというと…
映像の企画
映像制作の、撮影の前にまずやることが“企画”です。
何故なら企画を立てることが結果的に“どんな映像をつくるのか?”の答えになるからです。
では、映像の企画ではどのようなことを決めていくのかというと…
- どこの誰に映像を観てもらうのか?
- 映像の構成や長さはどうするのか?
- 一本で行くか細かく分割するのか?
- オンライン配信かDVDにするのか?
- 配信の場合は期間は限定するのか?
- 無料の公開かそれとも有料販売か?
- 視聴者から質問は受け付けるのか?
- 視聴の先に何を用意しておくのか?
- 公開した映像は更新していくのか?
こういった事柄を更に細かく決めていく必要が映像制作にはあり、ビジネスに精通している人でも一人でバッチリ決められる人というのは、なかなかいませんでした。
そのため、“ 映像をつくって事業活動に活かしたい ”とお考えでも、なかなか取り組めていない人達も多くいらっしゃいます。
幸いにも、わたし達は企画の段階からクライアントの映像制作に携わらせていただく機会に恵まれ、どのような視点や思考で手順を踏んでいけばいいかを掴むことが出来、これまでお役に立ててきたのですが、
市場が映像コンテンツに求めるものの種類が大きく変わって来たことで、わたし達は更に上の段階に進まなくてはいけなくなりました。
それは…
これからの10年で市場が望むこと
企画・撮影・編集の繰り返しの中で、様々な方々の映像構成やマーケティングの手法、そして視聴者の反応を観察させていただく機会に恵まれた中で、人々が映像やウェブに求めているのが、つながりのある学べる環境だということです。
これは、どういうことかというと…
映像をつくって終わりの時代の終わり
テクノロジーの進化が映像やウェブなどのコンテンツのつくり手や使い手のストレスを軽減したことで、誰でも手軽に映像やウェブで情報発信が出来るようになったことで、いままでのように映像をつくって終わりの時代が終わりを迎えました。
これまで映像は人と人のコミュニケーションを簡素化するために、例えば人から人に直接伝えていたことを映像が代わって行うことにより、効率よく多くの人々に伝えたいことを伝えられるといった役割を担ってきました。
しかし、これほどまでにウェブページなどの情報やYouTubeなどで映像コンテンツが氾濫した世界では、どんなに綺麗で見栄えのいい映像をつくって配信しても、そのほとんどが見向きもされなくなってしまったのです。
そうなると、次はどのような世界の仕組みが生まれるのかというと…
人々のつながりの接着剤
情報がコンテンツが氾濫して、価値観が多様化した世界では、共通の認識というものが薄くなります。
どういうことかというと、前の時代では仕事が終わったらみんなで居酒屋に行くとか、デートはコースで…といった当たり前や当然といわれていたことが当たり前でも当然でも無くなったということです。
それは、様々な情報やコンテンツが市場に放出されていって人々の価値観が多様化し、一人一人が自分の好みを作っていったということがあります。
そのことが更に、情報とコンテンツの氾濫を招いて、価値観の多様化を加速させて行き着くところまで行き着いたのがいまの世界なんです。
そんな世界に更に映像コンテンツを投下したところで、ほとんど見向きもされないのはもはや疑う余地もないでしょう。
ここまで来ると、人々は根源的な欲求である人とのつながりを強く求めていくようになります。
そして、映像やウェブといったアイテムを人とつながるために使うようになります。
人々が学べる環境をつくる
もう、観たい時に観たい映像やウェブのコンテンツを散々観尽くしてきたわたし達は、映像やウェブのコンテンツを観るだけでは満足しなくなっているということはお分かりいただけたかと思います。
では、映像やウェブのコンテンツが無くなるか?というとそんなことはありません。
これからは映像やウェブというアイテムを、より人と人がつながりながら、自らの手で人生を良くするために使いたいと望む人が増えてきます。
そのために事業者であるわたし達がこれから取り組むべきことは、顧客が体験出来る環境をつくることです。
わたし達はそんな世界で、これまでとは大きく違った映像とウェブの活用方法で事業者のお役に立てるよう、人々がつながりながら学べる環境づくりに取り組んでいきます。